中堅理学療法士のデイリーノート

理学療法士としてまだまだひよっこですが、経過年数だけ微妙に増えてきている。しかも調子に乗って海外に来てしまった。そのため、学生時代の実習を思いだそう!とのことで、デイリーノートを書くことにしました。バイザーのように、みなさんのご指導ご指摘よろしくお願いします!m(__)m

学生さん その2

ちょっと思ったこと。自分の少なからず経験した学生さんに対する反省です。

いまの病院に来ている学生さんは2人いたが、特徴の違う二人でした。
一人は真面目な感じで日本の学生と近い感じであるが、どこか不安げな様子で、知識もあまりないのか、よく指導されている様子を見かけ、ちょっと心配な感じの子。
もう一人は成績が良いのか、あまり指導されている様子はなく、もくもくとこなしている様子を多くみかけるが、態度はあまり良くなく(日本の感覚では)、ちょっと日本の実習ではうまくいかなそうな子。
おそらく、日本で同じようなパターンであれば、一人目の子は比較的かわいがられ、実習の成績もなんとか「可」にしてあげようとすると思うが、二人目の子はあまりかわいがられず、おそらく態度の部分で徹底的にダメ出しをされ、下手をすれば「不可」になってしまうかもしれないと思いました。
しかし、ここでは、どちらかというと二人目の子が大事にされ、一人目の子はちょっと心配そうにみられ、あまり歓迎されていないように感じました。
日本と外国では学生に求めるものが違うのかなぁと感じました。ここで、二つのキーワードを考えました。一つは知識や技術、二つ目は態度。日本では態度が良くないとその時点で悪い学生という評価になってしまいがちなのではと思います。しかし、理学療法士の必要なものは、態度の部分である人間性と知識や技術、の両方かと思います。つまり、態度は良いが、知識が無い学生にはもちろん知識を授け、理学療法士として向上してもらうように促す。逆に知識はあるが、態度が良くない学生にはもっと人間性の向上を促すような接し方が出来ればよかったのかなぁと感じております。とても難しいことだが(特にまだまだ人間的に未熟な自分としては)、態度が悪い時点で×!指導もほとんどしない!というのは良くない気がします。どうすればいいのかは今の自分に良いアイディアはありませんが、そういった考えを持って接するだけでも違う気がします。まだしばらくは日本で学生の指導という機会はありませんが、その時にそなえて自分自身の人間性の向上!また、あまり読んだことが無かったが、コーチングやマネージメントの本など、管理職の人が読むような本を少し読んでみようかと思いました。やることたくさんたくさん。がんばろー。

学生さん

自分の活動している病院に学生さんが来られました。第一印象としては自分の学生時代より圧倒的に出来る気がします(自分の学生時代がひどすぎたこともあるが)。知識があるというよりは現場に来ても全然びびらず、普通に治療を行っています。すごいなぁ…。
しかし、日本だったらありえないが、学生さんもスタッフと同様に遅れてきたり、途中でいなくなったり、かなり自由。これまたすごい…。
自分は教えるというよりも一緒に診る機会が何度かあったが、しっかりと自分の意見を言うし、逆に教えようとしてくることまでありました。ただ、やはりここの全体に言えることかもしれないが、もっと視野が広がれば治療の幅が広がる気がします。卒後教育の場が少ないため、新しい視点がうまれにくいと思われ、逆に数回のみ行った研修会(全国規模)で教わったことはしっかりと取り入れて行っています(これも取り入れ方に多少の問題もある気がするが)。何かの記事で読んだことであるが、途上国でのリハビリで難しいことを伝えようと思っても技術習得に時間がかかるため、うまくいかないという話を聞いたことがあります。自分はもともと難しいことは教えられませんが、視野を広げる機会を設けられれば良いのではと思います。疑問点を相談し、一緒に考え、調べて勉強して、伝える。こういったことを繰り返していってみようかと思います。つまりは自分がもっと勉強しなくてはですね。頑張ります!

小児リハビリ

海外に来て初めて小児リハビリを経験しています。正直わからないことばっかりで大変です。
今日は新患のリハビリを行ったが、カルテは白紙。リハビリで見てもらってとのこと。ほんとに困った困った。同僚の助けを得ながら行い、ダウン症の疑いと思われました。
小児全般に思いますが、評価が本当に難しいです。成人の正常な動きとは違いますし、言うこと聞いてくれないし、泣くしたいへんたいへん。
何かコツとかポイントがあるのでしょうか?