中堅理学療法士のデイリーノート

理学療法士としてまだまだひよっこですが、経過年数だけ微妙に増えてきている。しかも調子に乗って海外に来てしまった。そのため、学生時代の実習を思いだそう!とのことで、デイリーノートを書くことにしました。バイザーのように、みなさんのご指導ご指摘よろしくお願いします!m(__)m

気随損傷患者 その後

最近少しやることがあり、何か忘れている気がしたが、これを忘れていました。

発症から約3週間。徐々に機能面でも能力面でも回復がみられ、リハビリもROM-ex、筋トレに加えて、寝返り練習や座位練習などを開始。回復期ということで積極的にリハビリ行っていたが、今日突然の退院。リハビリを続けた方が良いことを医者に相談すると、外来で通うようにしようとのこと。しかし、自宅はかなり遠く、片道7時間!早朝5時に起きて、出発し、13~14時に到着し、15時までリハビリ行って帰ると、自宅到着が深夜12時!自分の感覚では現実的では無いと思ったが、本人来るとのこと!(近くに一応病院はあり、リハビリもできなくはないが、理学療法士はいなく、専門的なことは行えないとのこと)
医者から週に何回くらいやった方が良いのか?と聞かれ、週3回とは言えませんでした。(入院中は費用の関係もあり、週2.3回実施)
しばらくは週1回で行っていくが、患者や家族負担は相当なもの。それでもわざわざ来てくれるという期待に答えるためにもより一層気合を入れなくては!あとはより良い自主トレ、家族指導を行えるように、語学の勉強もしなくてはいけないですね。最近やることが少し増えて物忘れの多い自分としてはドキドキですが、一つ一つの活動を大事にしていきたいと思います。

5/29デイリー 脊髄損傷

脊髄損傷害急性期。日本では見たことなかったが、そんなこと言ってられないので、とりあえず未熟な言語で問診。

主訴は明日の感覚が無く、動かない。レントゲンで骨折はないが、アライメント崩れており、胸腰椎部あたりが狭くなっている。受傷原因を聞くと、「大きい人」が「落ちてきた」とのこと。状況がイメージしずらい。もうちょっとしっかり聞き直さなくてわ!

介入当初、感覚検査はth12、L1が鈍麻、L2から脱失であったが、徐々に回復、1週間後には左L5鈍麻、S1脱失、右L4鈍麻、L5脱失。

運動機能は、左L5脱失(足関節の自動運動不可)、右L1から鈍麻、L5脱失。(筋収縮はみられるが、自動運動困難)。

反射は膝蓋腱反射、アキレス腱反射消失。

急性期みるのははじめてなため、脊髄ショックからの回復をみるのもはじめて。しばらくは毎回毎回評価した方が良誘さそうですね。反射検査は自分のやり方がおかしいのかな?もう一度チャレンジします。座位は腰部への負担を考えて行っていないが、逆にいつから行ったほうが良いのだろう?いろいろ勉強すべきことがたくさん!頑張ります!

5/28デイリーノート

デイリーノートなのに毎日は書けない。これ実習だったら「不可」ですね。今回気になったケースは頭部外傷後の方。自分の言語の問題もあり、はじめはわからなかったが、どうやら高次脳障害がありそうだが、詳細わからず。下顎右側の骨折があり、おそらく前頭葉の障害あり。また、CT情報より、左脳の運動野に障害あり。右上肢の麻痺あり、意欲低下により、詳細わからないが、伸筋群の麻痺あり。 また、歩行可能で自覚意識無いが、右下肢も麻痺が疑われ、バランス能力の低下や、右下肢立脚期の支持姓低下、游脚期の分まわしによる振り出しみられる。

言語がうまく使えない外国人の立場としては、高次脳障害の方のリハビリは難しい。自分が間違ってるのか、患者さんに何か違和感があるのかの判断がうまく行えない。

まずは、高次脳障害の知識が足りないので、これから勉強します。頑張ります!